仕事や職場でストレスを感じたら。効果的なストレス解消方法とは
ストレスが発生する原因とその対処法は?
人間生きていれば誰でも時にはストレスを感じるものです。むしろストレスのない人生はあまりに単調で、変化のないものになるでしょう。
しかし今この記事をご覧になっている方は、日々の仕事や職場に大きなストレスを感じている状況のはずです。
では、強いストレスを感じたときにそれを解消する方法にはどのようなものがあるのでしょう。
ここではストレスの捉え方、ストレスとの上手な付き合い方についてご紹介したいと思います。
そもそもストレスとは何か?
ストレスとは外的要因によって心や体に負担がかかっていることを指します。
「負担」と聞くと悪いものであるイメージが先行しますが、ストレスは一概に悪とは言えません。
なぜならば、程よいストレスは人に成長や達成感をもたらすからです。
何かに挑戦する上で困難があれば、人はそれを乗り越えた分大きな達成感を得ることができます。ストレスはその手助けをしているとも言えます。
また達成感は後に自信につながり、また新たなチャレンジをする機動力にもなります。
つまり程よいストレスは成長のための良いサイクルを作る原動力の一つと言っても過言ではないでしょう。
しかしそのストレスの度合いが過度になってしまった場合、心や体がそれに追いつくことが出来ず、その負担は悪い影響を及ぼすようになってしまうのです。
そしてその負担が長期にわたると、心の面では鬱病、体の面では心臓病や高血圧、消化器系の疾患など様々な健康問題につながっていきます。
ストレスを感じたときに動悸や震え、腹痛や下痢などが起きるようになった時には、ストレスが体を蝕んでいるサインですので要注意です。
ストレスなんてないのが一番!ストレスゼロが理想的!と思うところではありますが、ストレス自体が悪なのではなく、ストレスを感じる環境の良し悪しが重要なのです。
良くも悪くも影響を与えるストレス、私たちはそれとどのように付き合っていくべきでしょうか。
ストレスを強く感じ、溜めやすい人の特徴
ストレス自体から逃れることは難しいとわかったところで、自分が悪いストレスを溜めやすい傾向があるかどうかを確認してみましょう。
世の中にはストレスをうまく発散することができる人と、なかなか発散できずに内に溜め込んでしまう人がいます。
そしてストレスを溜め込んでしまう人には共通する特徴があります。下の項目に自分に当てはまるものはいくつありますか?
- 心配性
- 物事に対して悲観的
- 消極的
- 生真面目
- 几帳面
- 否定的
- 怒りっぽい
- 自己評価が低い
当てはまるものが多ければ多いほど、ストレスを強く感じ、それをため込んでしまう傾向が強くなります。
これは鬱病になってしまう方に多い特徴にもつながります。
つまり当てはまるものが少ない人より、より強くストレスに対処するための意識を持つべき人であるということです。
ストレス発散に効果的な方法とは?
自分はストレスを溜めやすいということはわかったけれど、一体どう対処すればいいのかわからない。そんな人も多いでしょう。
そんな方にまず最初にしてもらいたいことは、ストレスの発生源が私的な要因なのか労働環境の要因なのかを明確にすることです。
それが、労働環境であるなら、仕事内容がつまらなかったり、仕事量が多くて疲弊したのか、特定の相手とのコミュニケーションに疲れたのか、思い当たるものは必ずあるはずです。
原因を特定したら、そのストレスから回復するための自分に合った方法を探しましょう。
ストレスから逃れる
まずはストレスから逃れるというのが一般的な行動かもしれません。
ストレスで弱った精神や体を回復させる具体的な行動としては、スポーツやヨガ、瞑想、マッサージやアロマセラピー、没頭できる創作活動などが挙げられます。
最近だとマインドフルネス瞑想は簡単でとても効果があると言われています。
つまり、疲れた心や頭をリフレッシュさせたり、ストレスから離れて夢中になれることに舵を切るのです。
仕事から離れたところに自分の好きなことを見つけられれば、生活にメリハリもつきます。そうするとストレスの占める幅が少しずつ減ってくるはずです。
ストレスを溜めやすい人は新しいことを始めることにも慎重になりがちで、億劫で腰が重くなってしまう傾向もありますが、ストレスとうまく付き合っていくためにはぜひその一歩踏み出してみてください。
全く経験したことのないことを始める必要はありません。昔趣味や部活でやっていたことを再開するような気持ちで始めてみると少し楽かもしれませんね。
心許せる相手に愚痴を聞いてもらうということも、自分の気持ちを吐露するという意味では一定効果があるでしょう。
ただし、相手が自分とよく似たストレスを溜めやすい人であった場合、マイナスの共感を呼んでしまい無意識にストレスを増やしてしまうこともありますので気を付けましょう。
また、お酒を飲んでみたりタバコを吸ってみたりすることは一時のストレス回避にはなりますが、根本的な解決にはならない方法です。
ギャンブルが好きな方も要注意。ストレス発散のためにやったはずなのに、結局負けて新たなストレスを溜めるという悪循環に陥るリスクが極めて高いです。
ストレス発散のためには、いわゆる「健全な」状態を目指しましょう。
自然の中で休養を取る
ダラダラと布団ので休むということはストレス解消に逆効果だと言われています。
科学的に証明されているのは、森林などの自然に触れ合うということです。
ですから、多くの方がイメージするように、田舎で過ごすというのは、ストレスを軽減には大正解なのです。
都内や都市部に住んでいる方でも、少し足を延ばせば自然が保護された区域や公園に行けると思います。
そのような場所に行くことで、大幅にストレスを軽減することが可能になります。
とても簡単な方法ですのでおススメです。
筋トレがストレスに最も効果的?
私も仕事上のストレスで不眠となったことがありますが、個人的に最も効果があったのが筋トレです。
実は筋トレがストレスを軽減させる効果は科学的に証明されています。
その理由と言うのは、テストステロンという男性ホルモンの存在です。
このテストステロン、筋トレをすると分泌されるのですが、男性・女性に関わらず、筋肉量が増える、内臓脂肪がたまりにくくなる、やる気が向上するなどの効果があります。
まずは、ダイエットだと思って筋トレを始めてみることをおススメします。
筋トレをしてシャワーを浴びると疲れているにも関わらず、気分が晴れ晴れしていることに気付くと思います。
仕事の環境を変える
思い切って仕事環境を変えることを考えることが、最も根本的なことかもしれません。
このサイトではブラック企業の体験談を多く取り扱っていますが、中には自分がブラック企業にいることに気付いていない、認められない人も一定数います。
入社したことについて、ついつい正当化しようとしてしまうのでしょう。
しかし、ブラック企業はやりがいを餌に巧みに大量の人材を入社させることに秀でていますから、ブラック企業に入社してしまったことは皆さんの責任ではありません。
自分の市場価値が思ったより高いこともありますから、思い切って仕事環境を変えることも考えてみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
仕事に忙殺され、ストレスにまみれた状態の方はきっと心も体も疲れ切っていることでしょう。
あまりにもひどい状態であれば、自分を守るためにも仕事や職場を変えることも考えてみてください。
何より一番大切なのは自分の心と体が健康であることです。
ストレスとうまく付き合いながら、自分を大切にできる環境を自分で作っていきましょう。