あなたの就職活動。本当にハローワークだけで大丈夫ですか?

あなたの就職活動。本当にハローワークだけで大丈夫ですか?

失業率は下がるかも知れないが、リスクもある国の政策

 

全国の大学500校にハローワークの窓口をおき相談員を常駐させるという国の政策が打ち出されました。

 

もちろん、各大学の就職活動中の大学生を支援する目的ですが、果たして期待通りの効果はあるのでしょうか?

 

残念ながら、あまり効果は期待できないと思います。
なぜなら、ハローワークを増設したことで、就職先が増えることにはならないからです。

 

極論を言ってしまえば、「また、税金の無駄遣いをしている・・・」といった感じでしょう。相談することで、気休め程度にしかならないでしょう。

 

 

1番の被害者は学生

 

大学にハローワークをおこうが、小手先の政策に過ぎません。

 

根本的な問題を解決していかないと事態は変わらないのです。まず、現状はどれだけ厳しいのかお話したいと思います。ハローワークを利用したところで、紹介される求人は玉石混交です。残念ながら、ブラック企業も相当数存在しています。

 

具体名は出しませんが、社員を道具のように使い捨て駒のように扱う不動産業界や金融業会、無休で働かせて自殺者まで出してしまった居酒屋チェーン店、訪問販売や電話営業、どれもブラックの気配を感じます。

 

しかしながら、大卒で新卒なのに就職できる可能性のある企業は、そんな危険な企業ばかりなのです。

 

もちろん、一部ではホワイト企業もありますが、とてもとても競争率が高すぎて就職できないのが現実です。

 

逆に敷居の高そうな転職サイトや転職エージェントを使ったほうが競争率は低いかもしれません。ハローワークはなんだかんだいっても超大手なので、とにかく申込む人数も多いです。

 

無職やフリーターになる事だけは避けたい・・・という気持ちでやむを得ずブラックな気配のする企業に就職した学生さんはどんな運命をたどるのでしょうか?

 

最悪の場合は、肉体的にも精神的にも限界がきてしまい、そこから逃げないと自殺する可能性も出てきます。

 

実際に自殺者も出ているからです。自殺する事はなくても100パーセントに近い確率で退職という選択肢を選ぶのです。

 

つまり、退職するために就職するようなものです。退職の履歴が残れば、その後の転職活動で不利になってしまい、心が折れて正社員になるという気持ちも薄れてしまうのです。本当に悪循環なのです。

 

大学生においてはハローワークはあまり利用せず、普通に就職活動をしたほうがいいかもしれません。もしくは、ハロワと転職サイト、一緒に登録して利用するべきでしょう。

 

ブラック企業からブラック企業へ転職

 

今の環境ではブラック企業に就職してしまうのは仕方がない事だと思います。ブラック企業だと気付き、精神的にも肉体的にも自分が壊れてしまう前に退職をすることができれば、まだ救いがありますが、その先はどうしたら良いのでしょうか?

 

もちろん無職を回避するために転職活動をする事になります。しかしながら、ブラック企業に数ヶ月勤務していたという最低な職歴を認めてくれる転職先がどこにあるのでしょうか?少なくともホワイト企業の中には認めてくれる受け入れ先はなさそうです。

 

1つだけ受け入れ先があります。それは、別のブラック企業です。つまり、ブラック企業に就職してしまった学生さんは、退職後も、ブラック企業へ転職するしか道がなくなってしまうという事です。なんとも残酷な話しですね。

 

解決策はあるの?

 

解決策は1つだけあります。それは、最初からブラック企業に就職しないことです。つまり、ハローワークを利用したり、求人誌で就職先を探したりしないことです。なぜなら、そういった原始的な方法で就職活動をしてしまえば極めてブラック企業に就職してしまう危険性が高くなってしまうからです。
現代的で成功率の高い就職活動をするなら、ホワイト企業に絶対就職したいなら、就職サイトや転職サイトを活用しましょう。

 

就職サイトや転職サイトなら、非公開求人(ホワイト企業が満載!)も優先的に紹介してくれるので期待が持てるのです。もちろん、就職希望者や転職希望者が熱意をもって努力することが必須条件となりますので、そこは手を抜いてはいけません。

 

就職サイトも転職サイトも無料で利用できる分、応募者のやる気を重視するのです。やる気もなく努力もしない人には、当然のことながらホワイト企業のような優良求人は紹介されないという事です。

 

だからといって、ブラック企業を紹介されてしまうのか?といったら、決してそのような心配はありません。ここが安心できる1番のポイントと言えるでしょう。

 

ブラック企業で働いていた時の体験談を1つ読んでみてください。

 

ハローワークの求人体験談

 

その1.立ち入り禁止!人間関係の歪んだ職場

 

正社員として求人募集されていたのに、出勤後、正社員じゃないと告げられた時は唖然としました。

 

私は食品包装紙の梱包と出荷業務に携わっていました。

 

直属の上司は良い所もありましたが、仕事に関しては6人のオペレーターが作った製品全てを、私一人で処理しなければならず、最終的に明らかに間に合わないと思い、退職しました。

 

以上の状態でお前が一番下っ端だから、製品の保管や掃除をしろと言われ、内心時間がある人がしろよと思っていました。

 

別の部署の人間には、私の見た目をからかわれ、それは私自身も気にしていたことなので、言われる度にムカムカしていました。

 

同じ部署の人間にも、仕事とは全く関係ないことで馬鹿にされたり、体臭のきつい上司には臭いと注意される時に嫌な言われ方をして、毎回気を揉んでいました。

 

出荷場には嘱託社員の60過ぎの男性がいるのですが、勤務して間もない私は、エレベーターの前に製品を持っていくように言われた時、近くに3箇所もエレベーターがあったので、どの場所か分からず悩んでいたら思い切り怒鳴られました。

 

この職場は気をつけなけばいけない人間が多過ぎて腹ただしかったです。

 

ハローワークでもよく見かける求人で、実体験も踏まえるとブラック企業だと思って、間違いないです。

 

 

その2.化粧品の通販サイト受付のはずが、全く違う商品の受付をさせられました!

 

2年程前、当時妊娠中の私は気軽に出来るアルバイトを探していました。そんな時に、「化粧品の通販受付オペレーター」の仕事を見つけました。

 

たまたま勤務地も家から近く、週2,3回でも大丈夫との記載があったので直ぐに申し込みをしました。

 

面接に行ってみると大げさではなく廃墟みたいな建物にその会社は存在し、面接した社長も薄汚い見た目で不安感を覚えました。

 

しかし実際に働いているオペレーターも確認できてそのまま面接も受かったため、不安はありつつも働くことにしました。

 

そして初めての仕事の日。

 

用意されたデスクに行ってみると、化粧品のカタログの他に男性用の薬のカタログチラシが置かれているのを見つけました。

 

正直私はそれらの商品にそこまで抵抗感もなく(笑)、「私は化粧品の電話だけ取ればいいはずだから…」と信じてきっていました。

 

しかし研修では化粧品だけではなく、男性向け商品の説明もあり、そこで初めてだまされたことに気がつきました!

 

その時点で直ぐに辞めた方がほとんどだったのですが、私はとにかくラクな仕事を重視していた為そのまま勤務することにしました。

 

一社の名前だけではなく、あらゆる会社の名前を名乗って男性商品の受注をしました。

 

中には卑猥なことを電話先の男性に言われたりもしましたが何とか乗り切って、ギリギリまで働きました。

 

結局その会社は今年倒産したそうです。