転職失敗。すぐ辞めてしまい、気がつけば職歴が多い。転職を繰り返す悪循環・・・
転職に何回も失敗。職歴が多くてどうしよう・・・。ブラック企業に転職を繰り返す悪循環。
ブラック企業に新卒で就職しまった人は、その後もブラック企業への転職を繰り返してしまう・・・という悪循環が生まれているようです。
これって最悪ですよね。抜け出せない泥沼のような状態です。
なぜ、このような悪循環が起こってしまうのか?というと、その理由は、1度でもブラック企業で働いた経験というか履歴が残ってしまえば、受け入れてくれるホワイト企業は極めて少なくなる・・・という事です。
採用担当者の目線で言えば、転職歴の多さ、就業期間の短さ、空白期間、辞めた理由、入った理由などからその人の適性を判断しようとします。ブラック企業に入った経歴のある人は、上記の項目のうち、何かしらおかしな点が表れてくるものです。そうすると、採用は基本的に相対評価ですから、相当な実績や資格を持っていない限り、ブラック企業経験者は他の求職者と比較すると、不利になると言わざるを得ません。
つまりは、最初の1回目の就職先がいかに重要になってくるか?という事です。
最初の1回目の就職で判断をあやまってブラック企業に入社してしまえば、それが引き金となって悪循環の泥沼に引き込まれてしまうという事です。
こんなに恐ろしい事はないですね・・・。
転職の失敗を繰り返さないために。
できればしたくない転職の失敗。入るのにも辞めるのにも大きな労力がかかると思います。
3年、5年と仕事を続けられる職場が見つかればそれに越したことはありません。
そこで失敗する確率を少しでも減らすためのポイントを紹介してみたいと思います。
実際に職場を見て見る
百聞は一見に如かず。とよく言ったものですが、もし職場の現場を訪れられるような仕事であれば一度見に行ってみることが1番分かりやすいと思います。
スーパー、アパレル、エステなど一般消費者向けの商品やサービスを提供している会社の職場にはお客という立場で行くことができます。
雰囲気を感じるだけでも、なんとなく伝わってくるものがあるはずです。お客が満足している企業は、従業員も満足している、輝いていることが多いです。逆に言えば・・・。
転職クチコミサイトを利用する
転職クチコミサイトもここ数年で非常に充実してきています。利用したことがありますが情報の精度は高いです。
自分が入る会社がなかったとしても同業他社のクチコミを読むことで、イメージをつかめるかもしれません。
転職サイトと転職エージェントを利用する
まずは転職サイトに登録しましょう。時間がある時にちょこちょこと検索してみましょう。
また、転職エージェントも心強いツールです。
担当エージェントによっては、受ける会社の内情に精通している人も多いです。大手の転職エージェント会社では、それぞれの業界に強いアドバイザーが専門分化しているからです。割と転職者が多い業界ですから、皆様が入りたいと思っている業界出身のアドバイザーがいる確率も高いです。
自分でなんとなく求人を探すよりも、転職の専門家に求人を探してもらったほうが後々のミスマッチを防げます。話を聞いてもらえるというのもメリットの一つです。私にも経験があるのですが、転職は人生の一大事です。何も羅針盤を持たずに航海に出るようなことはしてはなりません。なお、アドバイザーと相性が合わなかった場合、交代を申し出ることも可能です。
→リクルートエージェント・・・日本最大の転職エージェント。超定番のエージェントです。
転職失敗!?大変な職場で働いてしまった体験談。
体験談その1.休みは1年に4日!? 夜10時までは帰れず残業代なし
営業所長が換わって豹変!
ブラック企業と言うか。入社した時には、それほどでもなかったのですが、その会社には全国に営業所があって、新潟にいた営業所長が転勤で私のいる営業所にまいりました。それからです。
とんでもないブラック企業になったのは。
この所長なる人物。家族とうまくいっていないらしく、まず家に帰りたがらない。
家に帰らないのは勝手なことですが、それに社員を巻き込むわけです。
飲みにさそう、とか、そういうことではありません。(もともとケチな人物で、そういったことは赴任していた5年間1度たりとナシ)。
社員たちが、帰ろうとすると用件を言いつけて引き止めるわけです。女子社員であろうと容赦はありません。
徐々に帰宅時間は遅くなり、気づいた時には、全社員、午後10時前に帰ることはなくなっていました。
女子社員はまだいいのです。内勤は残業代を請求できましたから。
男子社員のほとんどは(名目上)営業ということになっていたので、残業手当がつきません。ようするにサービス残業。
「日曜日、休ませていただけませんか?」「ダメ」
休日も同様。朝に連絡が来て「今日、出勤しろ」命令。
キッカケは取引先の開店の際のヘルパー(手伝い)でしたが、これも、1日が2日、3日と増えて、とうとう休日もなくなりました。もっとも、休日出勤については、2回に1回ぶんくらいは手当がつきましたが。
ある時、友人が家をたずねて来ることになって、「日曜日休みたい」旨を申請したのですが。そもそも日曜は休みなわけで、なんでこんなことを申請しているのか、バカみたいでした。
ええ。辞めましたとも。
まぁ、辞めるにも、ひともんちゃく、ふたもんちゃくありましたが。
体験談その2.ブラック? ホワイト? ゆる~い会社で働いた経験
二十代前半の頃に勤めていた会社がブラックでした。主に、給与面で。
仕事は編集です。小さな雑誌を作っていて、アルバイトではあったんですけどやることは社員とほとんど一緒。時給は1000円で安くも高くもなく。でも、徹夜も多いのでかなり稼げていたんです。
そこが今思えばおかしかったなと。拘束時間はあってないようなもので、朝の11時にタイムカードを押して、退勤を押すのが翌日の始発、なんていうこともざら。
仕事はしてるんですけど、してない(だらけていた)時間も多くて……。先輩がみんなそんな感じなので、後輩もそれにならっていくんです。緩いブラックでした。
ブラックというかグレーなのは経理。月末に給与明細を見ると、徹夜をした日にしていないことなっていて、したこともない休日出勤をしたことになっていたりして、とにかく適当なんです。
適当につじつまを合わせて、額は正しいんですけど、「それっていいのかなあ」と思っていましたね。
辞めてすぐに潰れてしまったので、裏ではかなり適当な経営をやっていたんじゃないかなと思います。
その頃は「ブラック企業」なんて言葉はありませんでしたが、規模はゆるいにしろ、あの会社もその走りの一つだったと思いますね。
体験談その3.今現在とても仕事を辞めたい気分のピークです
これまでいろんな仕事をやってきましたが、何かの節目で転職も経験しました。
ただ自分から嫌だから辞めたいと思ったことはあまりなく、どちらかと言えばもっとレベルアップしたいと思っての転職だった気がします。
しかし今現在は心の底から辞めたい気分ですね。
現職は製菓の仕事に関わっていますが、わかりやすく言えばパティシエみたいなものです。
辞めたいと思う理由はシェフとの関係がずっと微妙なまま働いていることなのですが、これが仲が悪いかと聞かれるとそうでもないのです。
ではどうして?というと、シェフが仕事に対してあまりにプライドがないからですね。
人と人、一対一ならそんなに悪い人ではないのでそれで揉めたりすることはありません。
おそらく彼は私に対してそれなりに気を使っているように見受けられますし、私も余程のことが無い限り反発したりはしません。
しかし彼の仕事は言うなれば時代遅れで、売り上げ自体がずっと下降線を辿っているのです。
周囲の批判を気にするあまりに彼が取った行動は、売れているお店のメニューをまるまるパクるということでした。
しかも何の悪びれもせず、市販の本からそのままです。
若いシェフならやりそうなことでそんな人は珍しくないと思われるかもしれませんが、一応彼は30年以上のキャリアがあり、専門学校などでたまに講師をしたりするほどの人です。
世間では名が通っているのですし、いくら何でもそれは節操がないと思ってしまうのです。
見るに見かねて先日口論になり、それ以来あまり話しなくなってしまいました。
正直発想力はないとわかっていたのですが、努力すらしない姿勢に気持ちがキレてしまった感じで、この一ヶ月ほど違う職場を探しているところです。
職人の意地を見たかったのですが、彼に学ぶものはないようです。
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