色々なブラック企業体験談。コネ入社・洗脳会議・クレーマー・ワンマンオーナー・・・

色々なブラック企業体験談。コネ入社・洗脳会議・クレーマー・ワンマンオーナー・・・

ブラック大企業のコネ入社

 

ブラック企業とは中小企業のような規模の小さい会社に多いというイメージがありますが、大企業も意外とブラック企業が多いものです。大企業のブラック企業は給料面では悪くわないのですが労働面でいろいろと理不尽な事が起こります。

 

大企業の役員は基本的に地位の高い人ばかりなので権力を利用して息子などをコネで入社する事が多いです。コネ入社してくる社員は基本的に仕事が出来ない傾向があるので周囲の人がカバーしなければいけません。またコネ入社してくる社員は甘やかされて育っている事が多いので仕事が出来ないとすぐに無断欠勤するなどしてみんなに迷惑をかけてきます。

 

しかし役員など地位の高い人の紹介なので怒る事も出来ずに他の社員が悪いような流れに持っていかれてしまい理不尽な事が起こります。またコネ入社してくる社員は基本的に会社にいるだけでいいと言われていて仕事をほとんどしないのでそのしわ寄せが他の社員に来る事もよくあります。

 

大企業は基本的に労働環境が良いという印象がありますが、役員など地位の高い人の紹介でコネ入社してくる事も多く特に同じ部署にコネ入社の人が来たら労働環境が悪くなる事があるので注意が必要です。コネ入社の人とはあまり関わらないようにする事が一番いいでしょう。

 

 

ブラック企業による洗脳

 

電気通信業社の作業員として働く30代男性です。現在の仕事内容としては、お客様のご自宅に光ファイバーを通してインターネットやお電話を使える様な環境を作る仕事をしています。今勤めている会社は社員思いのしっかりした経営者で、休みも普通通りに頂き、手当てもしっかりしている上残業もあまりない良い環境で仕事をさせてもらっています。

 

私がこの天国の様な会社に勤める前に働いていた会社のお話なのですが、この会社は今の環境とは大違いで今思えば何故3年間もあの会社にこだわっていたのだろうと不思議に思えます。

 

その前の会社の仕事内容も現在と同じで電気通信業でした。お客様のご自宅に光ファイバーを通してインターネット機器、電話機器を接続して使える様にするサービス業といったところです。

 

仕事自体はとても好きでした。お客様とのご契約から始まり、私達作業員が接続までして家庭内でネットが使える様になるまで、密にお客様と携わる事ができるので本当に感謝していただける仕事だとやりがいを感じていました。

 

しかし、やはりご主人立ち会い希望の方もいらっしゃいますし、帰りが遅い方も中にはいらっしゃるのでその時間に合わせて工事となれば工事が終わるのは夜の9時、そこから帰社して書類の処理をして退社するのが夜の10時過ぎだったりすることも頻繁にありました。

 

夜が遅いだけならまだ良いのですが、会社に残業代は愚かタイムカード自体も存在しません。私達は時間で管理されていなかったのです。この年末になると売上を言われ、休みも月に一回しか取れないような月もありました。勿論、休日手当てもありません。

 

そして1番きつかったのが、毎週毎週″会議″という名目の2時間に渡る会長の無駄話が夜から行われていました。サービス業なので仕事の休みも不定休で、平日に休みだったりすることもあるのですが、前日に突然決まる会議には絶対出席しないといけないというわけのわからない決まりがあり、休日と被った人は休みの日の夜にわざわざ会議にでなくてはなりませんでした。

 

新入社員の女の子で久しぶりに取れた休みを彼氏と過ごすつもりだったのに休み前日に突然会議予定が入り出勤しなくてはならなくなった事に「久しぶりに会う約束だったのに..」と涙をこぼす子もいました。

 

しかし、今考えたらこんなにブラックな会社を何故辞めなかったのか。辞めることができなかったのか。原因は、その会長の2時間の無駄話″会議″にあったのだと思います。

 

言わゆる洗脳というやつです。今思えば内容は下らないと思えますが、当時はその内容がありがたいものだと感じていました。現実になりそうな夢と、自己啓発本をそのまま読み上げた様な話、そしてその週に良いことをした社員を褒め称えるという内容を毎週2時間も聞かされていました。勤めて5年経つ頃には不思議とその話がとても心地よくなったりしていたのです。

 

やがて、私にも彼女ができました。なんでも私の事を思って発言と行動をしてくれるとても思いやりのある彼女です。
休みが少ない為、ろくにデートにも連れていってあげる時間もないまま交際が1年続き、やがて結婚をしようという話が二人の間ででました。

 

しかし、彼女の中で、二人がこの先夫婦になるにあたって引っ掛かる事があったようでそれを初めて私にぶつけました。

 

「例えば、今の仕事のまま結婚生活を続けて私達二人だけなら一緒に過ごす時間が少ない事も我慢はできるけど、子どもができたらどうするの?仕事帰りが遅くて会えない日もでてくるかもよ?子どもと思い出を作る為の休日もないじゃない。何より、あなたが今の労働時間に耐えられなくなって倒れるのが辛い。だから、入籍するなら今の会社を辞めてからにして。」

 

当時の私は完全に会社に洗脳されていたので「何を気の狂った事を」と今の会社の良さを彼女に伝えて説得していました。
しかしそんな大切な彼女の説得も2ヶ月続くと段々目が覚めていくのです。以前友達が、お前の会社はドブラックだねと言っていた事を思い出し、この会社はおかしい会社なんだなと気付きました。

 

何より彼女との結婚の方が大事だったし、仕事など世の中に腐る程あると思えばそんな従業員を大切にしない会社に残る必要などないと思えたのです。

 

思い立ったらすぐ行動てます。すぐに辞表をスパン!と提出し、きっぱり辞めてやりました。

 

現在、転職をして2年。最近妻との間に子どもが生まれ、よく笑う可愛い娘とよく笑う妻と今まででかけられなかった場所にデートに行ったりしています。

 

 

社員を守ってくれないと感じさせられたチェーン勤め

 

私がその会社に勤めたのは、大学を卒業してすぐの新卒としてでした。とてもその頃は勢いのあるチェーン店経営をしている会社で、採用した新卒も多くてすごいと思っていました。でも、半年も経たない内に新卒はどんどん辞めていって半分になってました。

 

それは、あまりに店では残業が多くて、しかも残業代は何時までしか付かないと決まっていたのでサービス残業が多かったのが一番の理由だと思います。
そんな残業でヘトヘトなのに、毎月会議で集まる時には社長の本を読んで感想文を提出しなくてはならなかったのです。お客様第一の宗教に入信したのかと思うほど、お客様が優先で社員は大事にされてない気がしました。

 

クレーマー的なお客様に難癖つけられてしまい、しかもそのお客様が本社に電話したせいで私はちゃんとこちらに非はなかったとの話をしても、聞く耳を持ってもらえませんでした。お客様を怒らせたのだから、お前が謝れと言われました。

 

店舗にはお客様アンケートのハガキも置いてあったのですが、それによって褒められることもありますが仮にお客様のいたずらな嘘で貶められても、そちらを信じられて罰がありました。とても精神的に辛く、サービス残業もアルバイトにはさせられないし社員として店を回すにはやるしかなくて、肉体的にも限界に来ていました。

 

飲食業界なんてそんなものなのかなと半ば諦めていたのでしばらく勤め続けてましたが、とうとう一年経った頃にギブアップして辞めました。

 

給料に騙されました。

 

私が住んでいる地域はかなり田舎で仕事も少ない所なんですが、そこで就職した会社がかなりのブラック企業でした。その企業に就職しようとしたきっかけは給料でした。私の住んでいる地域の中では破格の額で、何も迷わずに面接に行き、採用されました。

 

この企業の勤務時間は特殊で一勤一休の形態でした。しかも1日の勤務時間が朝の8時から夜中の2時までとかなりの長時間勤務でした。その中で1時間の休憩が3回あります。

 

働き始めた頃は気づきませんでしたが、徐々にブラックな面が見えるようになりました。

 

休憩時間も仕事をしていないとやる気がないと言われたり、うちの会社には有給休暇はないと言い切られるなど挙げればきりがありません。

 

しかも、ワンマン経営だった為にオーナーの気分次第で従業員がクビになったりというなのは当たり前でした。全従業員がオーナーの顔色を伺いながら仕事をしている状況でした。オーナーの言うことは絶対で、意見を言える人もいませんでした。

 

こういった会社ですから、経営がうまくいくわけもなく、私が入社してから1年だけでもかなり業績が落ちていました。業績の悪化に比例してオーナーの機嫌も悪くなり、ついに八つ当たりが私にも飛んで来たので、有給休暇を要求して退職しました。