転職サイト、転職エージェント、ハローワークどれがいい?問題へ答えます

ハローワーク、転職サイト、転職エージェントを比較してみました

このページでは、極力個人的な意見は廃し、ハローワーク、転職サイト、転職エージェントを項目別に客観的に比較したいと思います。

 

求人数

 

ハローワーク 80万件程度
転職サイト

1万件程度
※サイトによって幅あり

転職エージェント

1万件~20万件程度
※エージェントによって幅あり

 

やはり、ハローワークの求人数が図抜けています。これは、全国をカバーしていることに加え、企業の利用料金が無料であることと無関係ではありません。対して、転職サイトや転職エージェントの求人数は少なくなっていますが、利用している企業はそれだけのお金を払える会社だと思っても良いかもしれません。

 

 

求人企業規模

 

ハローワーク 中小企業や大企業の事業所
転職サイト 中小企業~大企業
転職エージェント 中小企業~大企業

 

中小企業だからといって、ブラック企業というのは間違いです。立派なホワイト企業もあります。反対に、ブラックな大企業もあります。ただし、大企業の場合は、労基署により指導が入ると厚生労働省のHPで公開されることもあり、就職四季報などの本やネット上でも情報は豊富なので、比較的容易に情報が得られます。

 

求人地域

 

ハローワーク 全国。地域の所轄ハローワーク毎に求人あり。
転職サイト 全国。地域密着型のサイトもある。
転職エージェント 全国、海外。但し、エージェントによっては大都市圏に限定される場合あり。

 

大手の転職エージェントだと、全国に支部がありますので、全国の企業が紹介されます。また、グローバル企業などにもパイプを持つ転職エージェントがあります。基本的に地域密着なのはハローワークですが、転職サイトや転職エージェントも全国区で対応しています。もし、地元で働き続けたいという希望があるのだとしても、単純に近さを見るのではなく、キャリアプランを考えた選択をしましょう。

 

紹介があるか

 

ハローワーク あり
転職サイト なし(転職エージェントの紹介はある)
転職エージェント あり

 

転職エージェントなら、紹介は当たり前なのですが、ハローワークも同じような機能があります。ただし、元採用担当として言わせてもらうと、企業側の求める人材像は殆ど加味してもらえず、ただひたすらに人材を送り込んでくるというイメージです。そういったことでハローワークを敬遠する企業もあります。

 

利用料金

 

ハローワーク 利用者:無料

企業:無料

転職サイト 利用者:無料

企業:広告料

転職エージェント 利用者:無料

企業:紹介料(年収の25%~30%程度)

 

利用料金については、ハローワークは企業にとっても無料です。一方で、転職エージェントでの求人はある程度予算がある企業に限られます。本気の企業が多いということです。転職サイトの広告料はピンきりですが、お金があるブラック企業なら利用できますので注意は必要です。

 

利用性別・年齢

 

ハローワーク 全年齢

※但し、採用されるかどうかは企業次第。

転職サイト 基本的に全年齢。サイトによっては、20代~30代前半に限定するところや、女性のみに限定するところがある。

※採用されるかどうかは企業次第。

転職エージェント 基本的に全年齢。エージェントによっては、20代~30代前半に限定するところがある。また、年齢が高いと紹介される数は減る傾向にある。

 

雇用機会均等法により、企業は性別や年齢で求人にフィルタリングをかけることはできません(年齢制限をするなら、社会人経験無しでもOKにする必要あり)。ですから、企業が欲しい人材と応募してくる求職者でアンマッチが起きる可能性はあります。現実的には書類審査でなんやかんや理由を付けて不採用にすることが多くなります。もし、書類審査が通らないということであれば、こういった事情もあるかもしれません。

 

こういったアンマッチを防ぐには、女性のみに特化した転職サイトや、20~30代前半に特化した転職エージェントを利用すると良いでしょう。

 

経歴

 

ハローワーク 不問

※採用されるかどうかは企業次第。

転職サイト 不問

※採用されるかどうかは企業次第。

転職エージェント 基本的に不問。フリーター、ニート向けのエージェントもある。但し、やはり経歴が良ければ紹介されやすい。また、業界特化型のエージェントの場合は、経歴によって紹介されない場合がある

 

上記のように、年齢制限をするなら、社会人経験無しでもOKにする必要がありますので、若手をどうしても採用したい企業は、社会人経験無しで求人します。

 

年齢不問・経歴不問という求人も多数存在しますが、元採用担当者から言わせると、本当に切羽詰ったことでもない限り、このような求人はしません。かなり労働条件の厳しい会社か、とにかく沢山の人から応募を受け付けて、フィルタリングしようという魂胆か、どちらかでしょう。

 

第二新卒に追い風

 

今、第二新卒に熱い視線が注がれており、実際に採用を増やす企業が増えているそうです。

 

勿論、離職歴があればマイナスポイントです。しかし、今のような売り手市場では、正当な理由での離職であれば、気にしないという企業も多くなっています。半数以上の企業で第二新卒を積極的に採用しているとのデータもあります。

 

現在、人手不足が深刻化していることに加え、第二新卒は新卒と比べると一般常識やマナーを備えていることが多く、伸びしろもあることが、第二新卒が求められる理由です。

 

実際私は、仕事経験が浅くても、条件がいい求人を引っ張ってこれた友人の例を何回か見ています。

 

日本においては、第二新卒はそれだけでも、やる気があれば転職が可能になるアドバンテージだと思います。

 

なお、第二新卒とは、学校を卒業後1~3年の人で、年齢的には25歳前後の求職者となります。転職、就職浪人問いません。

 

こういった企業のニーズを組む形で、多くの転職エージェントが第二新卒の紹介に進出しています。

 

今がチャンスですので、積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

 

おすすめの転職エージェントは?転職エージェントを徹底比較!・・・第二新卒や20代~30代前半を専門とした転職エージェントも紹介しています。

 

転職エージェントや転職サイトは媒体としてどんなところなのか?

 

まず転職エージェントですが、これはあなた専任のアドバイザーがついてくれることになります。まず面会にいってヒアリングをします。その後、希望をうけたアドバイザーがあなたにあった求人を探して紹介してくれます。実は同様のサービスがハローワークにもあります。

 

転職エージェントの仕組みとして、みなさんを紹介して転職が成功すると、年収の何割かが収入として入ってきます。そのため、「転職を成功させて欲しい」という気持ちで仕事を探してくれる可能性がとても高くなります。

 

一方で「転職が難しそう」と思われた場合、これは私も他の人材サービスで経験がありますが、冷たくあしらわれてしまうことがあります。ですので、もし転職エージェントを利用する場合は、1社だけ登録してみて駄目でも数社登録してみてください。また、担当者が合わない場合は、交換を申し出て下さい。自分の納得いくエージェントを見つけることがポイントになります。

 

また、転職サイトですが、これはエージェントとは違い、自分で求人を検索するサービスになります。その点ハローワークと似ていると思います。リクナビに代表される転職サイトの場合、いろいろな会社の求人をみて参考になることも多いですし、異業種への面接の申し込みも自由です。

 

在職中にリクナビに登録してしまって、気になる業種の会社に面接を申し込み、自分の足りないスキルをそこで(面接で)みつけてくる、というやり方も体力的・精神的に大変ですが、ありだと思います。面接は実際に働いている人と話をできるチャンスでもありますので、そこから「どんなことをすれば(勉強すれば)転職できるのか」と知ることができるかもしれません。

 

あなたが仕事の経験に自信がなくとも、第二新卒という武器をもっていますから、 仕事を1~3年で辞めてしまったとして充分に転職が可能だと思います。

 

私も転職エージェントを利用したことがありますが、かなり多くの求人を紹介してくれましたし、超有名企業も複数社ありました。真剣であるが故に、耳に痛いことを言われることもあり、正直ムカつきましたが、それだけのことはあったと思います。

 

ハローワークのメリットは

 

先ほども説明したようにハローワークの特徴として「地域の求人が多い」ことがあげられます。なので、家の近くで働きたい、地元で働きたいと場所を限定して転職活動するような場合はハローワークはおすすめになります。

 

また、ハローワークには転職エージェントのようなサービスがあり、予約制で相談にのってもらえるサービスもありますし、職業訓練所のように格安で勉強して資格を取ることもできます。数多くのサービスがありますんので、一度足を運んだ際には求人検索するだけではなく、チラシやパンフレットコーナーにいってどんなものがあるのか確認してみるのもいいかもしれません。

 

 

余裕があれば全部に登録してみて転職活動してみてほしい

 

私は過去に転職活動をしたことが何回もありますのでよく分かりますが、転職活動はとても疲れるものです。時間もお金もかかりますし、ネットで求人を探しているだけでも疲れてしまうと思います。

 

個人的に、皆さんには担当者がつく転職エージェントのサービス使ってみて欲しいと思っています。自分が過去に登録したとき、担当者と面談をするだけで、とてもその後の転職活動に参考になる話が聴けたからです。やはり転職の専門家だけあって、詳しい話を知っていますので自分が知りたい情報を聞くことができます。

 

転職活動でもしないかぎり、なかなかそのような機会はないのですから、エージェントはおすすめです。

 

エージェントに登録してアドバイザーと面談を重ねるうちに転職の感覚をつかみ、知識を増やして、転職サイトやハローワークでも並行して求人を探す。という活動のスタイルがおすすめです。

 

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