宅地建物取引士の合格体験記・仕事上のメリット

宅地建物取引士の合格体験記・仕事上のメリット

宅地建物取引士の合格体験記

 

宅地建物取引士と名称が変わる直前の試験、宅地建物取引主任者という名称での最後の試験で合格しました。

 

難易度は年々高くなっていますが、合格率は士業化された最初の試験を含めても約15〜20%未満くらいで、劇的な変化はまだ見られていません。

 

しかし今後、士業化されたことで徐々に合格率を下げられてしまうことや、難易度が上がってしまう可能性も考えられますので、宅建試験に興味をもたれている方はなるべく早く挑戦された方が良いと思われます。

 

私は異業種で働いていましたが、転職のため宅建取得を目指し独学をしていました。残業も少なくない職場で、プライベートの大きなイベントもあり、まとまった時間がとれませんでしたがコツコツ続け、3回目の挑戦で合格することができました。

 

1年目、2年目は試験の約半年前から、スキマ時間を使い、1日3〜6時間の勉強。

 

3年目は試験の2ヶ月前から、1日4〜8時間ほど勉強をしました。

 

最初は通信教育で勉強していましたが、年々難しくなる試験にこの教材では対応できないのではないかと感じ、合格した年は新たに参考書を買い直しました。これが自分にあっていたため、勉強が大変はかどり合格につながりました。参考書、一問一答の問題集、10年分の過去問の3つをメインに繰り返し勉強しました。3冊で約7000円です。

 

宅建取引士として働く為には合格した後、登録をしなければなりませんが、これが結構お金がかかります。(約5万円)

 

実務経験が足りない場合は、実務講習も受けなければならないのでさらに費用も時間もかかります。

 

また、合格発表まで1ヶ月以上と時間がかかりますが、その後も長い道のりがあります。実務講習は簡単ですが、早くどこの学校のどの日にちの講習を受けるか決めて予約をしなければ、予約がうまってしまいますし、1ヶ月の自宅学習と2日間のスクーリング、試験もあり、時間を要します。取引士の登録も申請から1ヶ月ほど待たされるので、実践で使えるまでには時間がかかる資格です。

 

 

自分を変える為に宅建を取得した話

 

私は6年前の28歳の時に宅建こと宅地建物取引主任者の資格を取得しました。

 

きっかけは不動産の仕事に携わっていたので上司に「今後の為にもとってみれば?」と言われた事がきっかけです。

 

今まで受験勉強もまともにした事がなく、勉強に苦手意識があった私でしたが今までのダメな自分を変える為にも受験する事にしました。

 

宅建は一応国家資格なので結構難しいと言う話でしたしきちんと勉強しないと合格できないと色々な人に言われてので資格の学校に通う事にしました。10月が試験なのですが、12月から学校に行き始めました。

 

学校では新しい友達も増えてとても新鮮な気持ちで勉強ができました。

 

宅建は民法をかなり勉強するのですが特に学校ではかなりの時間を民法に割きます。でも割と好きな分野だったので苦ではなく楽しく勉強ができました。勉強は学校以外にも家でも職場の休み時間も使って本当に一生懸命やりました。

 

何より上司に勧められて受験を決めたのに試験に落ちるのは本当に恥ずかしいと思ったのと自分を変えようと思った矢先に不合格というのは縁起も悪いので、かなりの勉強量をこなしました。

 

約10カ月間かけて猛勉強した私は試験当日も落ち着いていて試験が終わった後に学校が主催する答え合わせ会があるのですがそこで結果が出る前に合格がわかるほど余裕のある合格をできました。

 

試験終わって合格かほぼ決まった時の達成感と安堵感は一生忘れません。宅建に合格した翌年にお世話になったその会社を辞めて不動産営業マンとしてバリバリ働くために転職しました。

 

今は辞めて別の仕事をしていますが不動産営業では宅建持っているだけで3万円くらいの手当もつきますしお客様からの信頼も得られるので不動産に携わってる人や興味がある人は取っておいて損はない資格だと思います。

 

宅建の資格を取得して感じたこと

 

みなさんの中にもこれまでに何らかの資格の取得に関心を持った事がある人は多いと思います。ですが、実際にどのくらいの難易度の資格から取得したら良いのか迷ったという人も多いと思います。

 

それは私も初めて資格を取得しようと思った時にそう思いました。それで色々資格について調べたところ資格の中でも国家資格で難易度的にも初めて取得に挑戦するのが良いと思ったのが宅建だったという事もあって宅建の資格を取得する事にしました。

 

それで実際に宅建の資格を取得するために勉強したのですがその時に使った教材は別に特別な物は何も使いませんでした。では、実際に何を使って勉強したのかというと、私は書店で販売されていた基本書と過去問を使って勉強しました。

 

それで大体の事を3か月くらい勉強して過去問もほぼ満点近く取れるようになったところでまた書店に行って模擬試験問題集を購入して模擬試験でどれだけ得点できるか力試しをしてすべて合格基準を超える得点でかなり安心して本試験に臨む事ができました。

 

ちなみに私はこの宅建という資格を取得するまでに要した時間は3か月程度だったわけですが、その最大の理由はこの試験は確かに勉強しないで受けて合格できる試験ではないのはその通りですが、逆に言うときちんと勉強して試験に臨めば合格できる試験だと思いました。

 

ですから、これから何か国家資格を取得したいと思っているならぜひ宅建を取得してみるのも良いと思います。少なくともこの資格はきちんと勉強した人が合格できる試験です。

 

ですから努力が報われやすい資格だと思います。ただ、これを取得したからといって特別就職が有利になる事は特にないです。

 

苦労して手に入れた薬剤師資格

 

薬剤師資格を手に入れるためには、医学部、歯学部と同じになった6年制の薬学部へ入学することから始まります。

 

6年間の授業、5回生の時に行われる実務実習等を経て、国家試験を受け、合格した人が薬剤師資格を手に入れることができます。

 

大学在学中は、1回生の時から毎日朝から夕方まで授業があり、年に2回あるテストは厳しいものでした。試験に1発で通らない場合はお金を払って再試験を受け、そこでも落ちた場合は来年、再度試験を受け…そこでも落ちた場合は留年、と言う3回しかないチャンスにテスト前のプレッシャーはとてつもないものでした。テストは持ち込み可能、レポートだけだと言う文系大学へ通う友人を羨ましく思う、そんな大学生活を送っていました。

 

辛い大学生活でしたが、努力が報われたと感じたのは、就職活動中でした。私は2社面接を受けたのですが、どちらにもその場で内定をいただくことができたので、就職活動は実質3日で終わりました。就職活動がすぐに終わったことで薬剤師国家試験の勉強にも余裕をもって取り組むことができました。

 

去年、結婚をし県外に出てきましたが、そこでもすぐに就職先を見つけることができ、就職活動を始めて翌週にはパートとして働き出しました。今は妊娠中のため仕事は辞めて専業主婦をしていますが、子供が大きくなって少し手が空いた時には週に1日でもいいからまた戻ってきてね。と言ってもらえているので、本当に食いっぱぐれのない有難い資格だなと思っています。

 

大学在学中は辛く、サークル活動を楽しんだり、授業をサボって友達とお茶をしてみたり…と言う思い描いていた大学生活とは全く違ったものでしたが、6年間頑張って手に入れた資格はこの先の人生ずっと活躍してくれるものだと思います。