『食品メーカー』の仕事内容。洋菓子製造の体験談。
『食品メーカー』の仕事内容。洋菓子製造の体験談。
体験談その1.洋菓子の製造
高校卒業と同時に地元では大手の会社に就職しました。業務内容は製パン・和洋菓子の製造があり、私は洋菓子へ配属されました。
従業員は3交代制で約600人程が働いており主な作業は機械によるライン作業でした。しかし、私が配属された部署は機械での製造が難しい商品を作る為、全て手作業にて行う所でした。
朝8時に出社するとケーキの土台となるスポンジ部分の生地の仕込みと焼成作業から始まります。
自分の周りにはオーブンが沢山あり、夏場は40°以上にもなり暑さとの戦いでした。
全ての生地が完成すると丁度お昼ご飯になります。ご飯は5分程で食べ、昼寝をするのが日課となっていました。
昼寝をしないと午後からの体力が残っていないので、必須となっていました。
午後からは、仕上げ作業がメインとなります。
午前中に焼いたスポンジを薄くスライスしそれを型に入れてムースを作ったり、ローールケーキを100本巻いたり、特注がある時にはウェディング用のケーキを作成したりと職人技が部署でした。機械をメインに担当している社員と比べると技術が最も必要となるので、本気でパティシエを目指す方にはもってこいの部署といえます。
全ての作業が17時位には終わる為、残業等はほとんど無い部署でした。ただクリスマス時期などに関しては翌日の朝方まで残業する事もありましたが、基本的には残業無しで月給23万円でした。
私は高卒でこの世界に入りましたが、高校卒業後製菓専門学校に通う事で製菓衛生技師の国家資格を取得する事が出来ます。
お菓子を作る技術は勿論、衛生面や食中毒等の勉強も必須となり難しい資格ですがパティシエを目指す方であれば挑戦して頂きたいです。