『金融』の仕事内容とは?信用金庫やクレカ会社の体験談。

『金融』の仕事内容とは?信用金庫やクレカ会社の体験談。

体験談その1.地元の信用金庫での窓口業務

 

現在はもう退職していますが、私は10年前に地元の信用金庫の支店に就職が決まり、5年9か月間勤務させていただきました。
その時の経験をお話したいと思います。

 

金融機関は職業で言うと「一般事務・接客業」になります。でも、金融機関の事務作業って経験してみないと一体何をしているのか、
傍から見るとわかりませんよね。

 

私も就職するまでは全くわからず、極端な話ですが、お金ばっかり数えているというイメージしかありませんでした。
しかし、実際に働いてみると、お金だけを数えるだけではなく、色々なスキルが必要だということがわかりました。

 

まず、入社してすぐは「お金の数え方、扱い方」「金融専門用語を覚えて理解する」「挨拶をきちんとし、お客様の名前をしっかりと覚える」が基本でした。
この2つ目の金融専門用語が難しくて、覚えるのに苦労した記憶があります。

 

そして、入社から3か月ほど経つと、実際に窓口に出て接客をします。
これが本当に緊張と失敗の連続で、毎日落ち込みました。

 

お客様のお金を扱うことの大変さ、コミュニケーションをしっかり取ることの難しさ、いかに仕事を間違えずに手早くこなすことができるか。
色々課題はありました。1年も経てば、経験を積みながらだいぶ仕事にも慣れてくると思います。

 

一番嬉しかったことは「いつもありがとう。またあなたの窓口に来るからね。」お客様からのこの一言に尽きます。

 

朝は8時くらいに出社して、掃除や諸々の準備、9時には開店です。15時に閉店するのですが、当時よく言われたのが
「金融機関って3時に閉まった後は何も仕事ないんでしょ?楽そうでいいよね。」です。とんでもない。そこからが一番大変なんです。

 

その日の勘定が合わないと帰れないし(今はいい勘定システムが開発されているので滅多に合わないことはないですが)、
色々な書類の整理や電話対応、就業時間終了の17時過ぎまでは基本的にずっと時間に追われています。

 

いいところは、女性はほとんど残業がなかったことです。これで月収は手取り約13万でした。
夏と冬にはボーナスも出ます。金融機関だけにやはり真面目で見た目も控えめな方が多く、これといった対人トラブルもありませんでした。

 

 

体験談その2.クレジットカード会社の審査のお仕事

 

クレジットカードの会社で、審査をする仕事をしていました。
仕事内容は、大量の申し込み書類の整理と、利用額の審査を行います。

 

お客様と、直接電話でやり取りもします。
お店の窓口から申し込みのあったお客様に、迅速に対応しなければならないので、どんな事態でも冷静に物事を進められるスキルが求められます。

 

カード申し込み乱には、家族、年収、ローンなどを書く欄がありますが、大切な個人情報を取り扱う仕事なので、
個人情報取り扱い主任者など、資格も取っていくことになります。

 

時間は、朝9時から夜9時まで、シフト制です。事務仕事なので女性が多いです。

 

平均年齢は、主婦の人も多く、定年まで勤める方も多いので40歳くらいです。
給料は、初任給が大卒で20万と、地域の相場よりは少し高いです。大変なのは、新しい申し込み窓口がオープンした時です。

 

大量に申し込みがくることに対応するために、事前にスケジュールが練られます。
会社が設立されてまだ浅いので、新しい企画にチャレンジした時は、予測不可能なことなど起こります。

 

ミーティングでは、その反省点を考え、次への改善へつなげます。正社員とパートが3:7の割合でした。
パートの方も優秀な方が多く、臨機応変に対応できる方が多かったです。

 

取得していく資格も割りと難しいのですが、給料が上がるので取られる方は多いです。

 

一番大変なのは、会社側のミスで、お客様に迷惑がかかってしまうときです。ミスが、少しでも大事に至らないように対応します。

 

社内行事は、年に数回の飲み会と、決起大会です。

 

申し込みの窓口は年中空いているので、1年通して誰かがいないといけないので、社員旅行は行われていません。

 

事務も、間違いが許されないので、ここで鍛えられた事務のスキルは、他でも生かすことができると思います。