印刷・出版の仕事内容

出版社製作部の職人のような業務

私は以前出版社に勤めていました。所属していた部署は製作部という、あまり一般的ではない部署です。出版社の花形と言えば編集部ですが、出版において最も大事なのはこの製作部に他なりません。

 

この部署の仕事は、本を作る上で必要な紙や印刷、製本を管理し誰よりも早く印刷物や完成本をチェックして本当にこれを販売しても大丈夫かを判断する部署です。

 

仕事の流れは、編集部から渡された原稿を印刷屋さんに渡しますが、「どんな紙で、どんな色のインクで、どのような印刷方法で何部刷るのか」を決定します。紙と一言に言っても、表紙にどの紙を使うのか本文にはどんな紙が合うのかといった事を紙屋さんとも入念に話し合う必要があります。

 

これらが決定したら早速印刷に入ってもらいます。納期の管理も製作部が行う仕事です。かなりタイトなスケジュールで進める事が多いです。

 

印刷は模造紙のような大きな紙に刷られて出来上がります。印刷屋さんはこれを製作部に必ず届けますので、これをチェックします。

 

インクのズレが無いか、上下逆さまになっていないか、汚れが無いか等々すべて目視でチェックをします。これが製作部において最も重要な業務です。その後製本されたものが上がってきますが、同じようにチェックをして、問題なければ出荷になります。

 

紙、印刷、製本の状態を見て触ってチェックをしますので、これといった資格は無くても問題ありませんが、経験が必要な仕事です。

 

とにかく時間をかけて慣れていく他ありません。よって、製作部に所属している方々は業界全体的に年配の方が多く、そのほとんどは職人です。

 

若い後継者がいないのが近年問題視されていますので、若い方は大歓迎な業界でもあります。男女比は男性が多いですが、雑誌関係は女性もいます。

 

私が所属していた出版社は、残業するような業務がそこまで多くは無い部署だったので繁忙期以外はほぼ定時に帰ることが出来ました。

 

その代りに、朝の9時から18時までの勤務時間内は出版物の原価計算や印刷物のチェックなどの細かい作業に追われて、かなり濃くハードな勤務状況になっていました。
この仕事はとにかく目を使いますし、紙を指で弾いてその音で紙の厚さをチェックするなど職人技を必要とします。それらを身に着けることによって、製作業界ならどこに行っても大丈夫というようなスキルを身に着けることも可能で、同業種での転職が非常にスムーズで良かったです。

 

 

体験談その2.印刷関係の仕事について

 

12年程前に印刷の仕事をしていたことが有るのですが、当時は印刷の仕事など一切した経験もなく、いきなり印刷部署に行くこととなりました。

 

仕事をするにも印刷業の事に関しては無知であり、素人同然の知識もほとんどない意状態で、仕事をしている方々も職人気質で分からなかったら質問したり、見て技術を盗めと言う感じの方が多かったです。

 

最初の頃は何もできず、パソコンはそれなりに出来ていたので原稿のパソコンへの入力をひたすらするぐらいしか、仕事が有りませんでした。

 

それから数年後一緒に働いていた人数名が退職され、その人達がしていた製本や帳合などと言った仕事も任され、その後それが自分の領域へと変わって任されるまでになり、そのころからやりがいを感じる様になってきて印刷の仕事が楽しく感じる様になっていました。

 

もっとできるようになりたいと思い自分でイラストレーターやホトショップなどの勉強をしたり、Indesignの勉強をして今はそれなりにできるようにはなってきました。

 

その他にはチラシや名刺、機関紙等の仕事もこなすようになり今はとても、やりがいがある仕事だとかんじるようにまでなっています。

 

一番忙しい期間だと7時ごろ職場に入り仕事の準備等を済ませパソコンでのお客さんからのメールチェック、急ぎのメールが有る場合すぐにその仕事の準備をし準備しだい仕事開始終わって帰宅が深夜0時とかもありました。

 

仕事でのトラブルは多数ありますが、特に印象に残っているのが自分が直接お客様と打ち合わせし、全部これで大丈夫なので印刷して下さいと言われスタートした数日後職場責任者が勝手に別案提出でそちらに変更になり全部自分のしてきたことが無駄になったと言う事です。

 

平均年齢は当時は平均40才位で男の人がほとんどを占める割合でした。

 

雰囲気は常に緊張感をもって、ピリピリした感じで時には和気藹々とした感じで楽しい雰囲気でした。

 

 

体験談その3.隙間産業コピー業界!

 

私は、40歳男性です。15年程勤めたコピー業界についてお話します。

 

私は、このコピー業界で営業をしてました。コピー業界といっても、コピー機を営業し販売する会社ではありません。元々は、設計士さんなどが図面を描いたのを青焼き機と呼ばれる機械で焼き付けて納品していたのが始まりです。

 

時代の進化と共に青焼き機は衰退しコピー機が進行しコピー機でコピーをしお客様へ納品すると言う仕事をしていました。コピーなんて、どこの会社にでもあると思うかもしれませんが、大きい業務用のコピー機だとまず置いてありません。

 

そして、取引先が大手だったのでコピー機の数が少なく仕事の依頼が多数ありました。

 

あまり詳しくは、言えませんが会議資料のコピーから出張へ持って行く資料のコピーなど沢山ありました。また、ワードやエクセルなどでのデータ作成も受けていました。お客様は、急ぎの仕事が多く短期短納が多かったです。

 

また、年度末になると私が担当していたお客様は役所への提出物の資料作成とそのコピーそして、製本をするので私は朝6時出勤して夜は2時に帰宅し土曜、日曜休みなし状態でした。他の同業者が、同じ位働いていたかと言うとわかりません。

 

ただ、自分たちはかなり仕事を取っている方でした。この仕事は、営業に関しては特別なスキルは必要ありません。ただ、営業以外の仕事も要求されます。コピーをとり加工すことや製本することオペレーターが仕上げたイラストレータ−の仕上がりやキャドの仕上がりのチェックなどです。

 

手先が不器用な私には苦労しました。どんな仕事でも、大変だと私は思います。

 

私は、いろいろ事情があり辞めましたが楽しい職場でした。この様な職場で働いてみるのも、良いかと思います。


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