おすすめの転職サイトは?皆さんにピッタリの転職サイトを紹介します
あなたにピッタリの転職サイトを見つけよう
転職サイトには、求人数が多い定番のサイトもありますが、女性に特化したサイト、20代~30代前半の求人に特化したサイトなど様々なものがあります。
このページではそのような特徴ごとに転職サイトを分類し、皆さんが自分にピッタリの転職サイトが見つけられるようお手伝いしたいと思います。
なお、私は皆さんが本気で転職をしようとしているのであれば、転職サイトより転職エージェントをおすすめしています。様々な調査によると、転職サイトよりも転職エージェントの方が利用者満足度が高い傾向にあるからです。
また、転職サイトではブラック企業が潜んでいることも注意点です。ブラック企業は『大量採用→使い捨て』がビジネスモデルですから、集客力の高い転職サイトに求人を出すことがあるのです。このような企業に転職しないためには、自分でしっかりと調査し、応募する企業を取捨選択しなければいけません。これは非常に大変な作業です。そもそも、ネット上の情報は正しいかどうかすら分かりません。アドバイザーが企業に接触して得た情報を提供してくれる転職エージェントとはこの点で大きく違います。
→おすすめの転職エージェントは?転職エージェントを徹底比較!
とはいっても、転職するかどうか迷っている方も、様子見の方もいるでしょうから、個人的意見を押し付けるつもりはこれっぽっちもありません。
転職サイトにも勿論メリットはあります。今の会社を辞める前に登録しておき、仕事をしながらゆっくりと良さそうな求人を探していくという使い方ができ、アドバイザーとのやり取りや面談でそれなりの労力がかかる転職エージェントと比べて、気軽に始められます。
「まずは転職サイトでどんな求人があるか色々と見てから・・・」ということでも全然OKだと思います。まずは、一歩を踏み出す、ということが重要だからです。自分一人で会社を”変える”のは難しいですが、会社を”替える”ことはできるのです。
このページでは、登録しておいて損がない定番の転職サイトから、特徴的な特化系転職サイトまで様々な転職サイトを紹介していこうと思います。転職サイト選びに役立てていただければと思います。
おすすめの転職サイトをピックアップ
定番の転職サイト
リクナビNEXT
転職サイトで定番とといったらやはりリクルートが運営する「リクナビNEXT」です。求人数は9,862件(※)うちリクナビNEXTだけの求人が85%と非常に求人数が多いのが特徴です。オファーを受けることもできますので、とりあえず登録しておいても損はありません。
※2018月11月9日当サイト調査による
女性限定転職サイト
とらばーゆ
「とらばーゆ」はオリコンの女性向け転職サイトランキングでトップ3に入るなど、特に「サイトの使いやすさ」「検索」ではNo1評価を得ています。女性ならでは求人に特化していますので、本当は男性を採用したいのに雇用機会均等法の関係でそう書けない求人へ応募してしまって落とされるというような嫌なことが防げます。
20~30代前半限定転職サイト
キャリトレ
地方の求人を扱う転職サイト
Workin(ワーキン)
「Workin」は、地元や地方の求人を探すのに適した転職サイトです。駅構内など様々な場所に置かれている求人フリーマガジンとが母体のため、地域密着の度合いが高いという特徴があります。また、リクナビNEXTなどより圧倒的に費用が安いため、地元の人を採用したい中小企業の掲載が多いように見受けられます。家から通える距離で働きたい、地元で働き続けたいという方にとっては有力な選択肢になるのではないでしょうか。
スカウトを受ける転職サイト
MIIDAS
「MIIDAS」は上記のサイトと違って、企業からスカウト受ける転職サイトです。
これだけだと、企業側にしかメリットがないように見えますが、自分が企業からどのように評価されているのかが分かるという点に大きなメリットがあります。
ただし、自分の実績や経験という過去の部分を評価されることから、こちらの希望がどれだけ反映されるのかという点に不安点はあります。
個人的には、上記のような転職サイトの補完として使うのが良いかと思います。
若しくは、転職エージェントに先に登録することをオススメします。
女性や20~30代前半に特化した転職サイトには大きなメリットあり!
私が、何故このように定番の転職サイトの他に女性や20~30代前半に特化した転職サイトをおすすめするかというと、それにはちゃんとした理由があります。
企業は求人募集をする際、雇用機会均等法により、”原則的”に性別や年齢を制限できないからです(あくまで原則ですから例外はあります)。
例えばある企業が第二新卒や社会人経験がある20代~30代前半の若手を採用したいと思ったら、求人票に「社会人経験あり20~30代前半求む」と書きたくなるところでしょう。
しかし、仮に求人広告やハローワークで求人募集するとなると、「社会人未経験OK」という条件を付けないと20~30代前半という年齢制限を付けた求人が出せないのです。
すると、「年齢制限なし」又は「社会人未経験OK」で求人を出すしかなくなりますが、この求人を見て応募してきた30代後半や社会人未経験の求職者については書類選考や面接でなんやかんやと理由を付けて不採用にする作業が発生します。しかも、ハローワークの場合、不採用の理由が不当だとみなされると紹介が打ち切られます。
勘の良い方は分かると思いますが、このような問題を避けるために、第二新卒を採用したい企業は20代~30代前半に特化した転職サイトで求人を出すのです。
つまり、皆さんが女性に特化したサイトに登録すれば、女性を本当に採用したい会社の求人が沢山あるし、20~30代前半に特化したサイトに登録すれば、20~30代前半を本当に採用したい会社の求人が沢山あるということになります。正にWin-Winではないでしょうか。
ですから、もし皆さんが女性だったり20~30代前半なら、このような転職サイトに登録するメリットは非常に大きいと思います。
一方で、最初から性別や年齢で求人絞り込んでいる分、数は少なくなる可能性はあります。特に地方の企業などに転職したい場合、職種まで絞り込むと選択肢が少なくなる可能性が高いです。これは、大きなデメリットと言えるでしょう。
従って、定番の転職サイトには登録しておいたほうが良いです。性別や年齢を絞り込む必要性がない求人も多いからです。人気の事務や営業事務なども、仕事をするにあたっては性別が問題になることはありませんし、求人の際に給与をやや低く設定すれば、独身の若手が応募してくるようにフィルタリングすることも可能です。このような求人は、より多くの人に見てもらえる定番の転職サイトに出てきます。したがって、定番の転職サイトに登録すると、選択肢が大きく広がるメリットがあると言えます。
このような理由から、私は定番の転職サイト+女性や20代に特化した転職サイトという組み合わせで複数登録してしまうことをオススメしています。
【おまけ】転職サイトで求人を出す企業の事情
最後に、元採用担当者として、転職サイトやハローワークで求人を出す企業の裏事情を書いておきます。
まず、企業側から見ると、転職エージェントと比べて転職サイトは求職者とのやり取りや選考の手間がかかるのですが、求職者が集まりやすいというメリットがあります。
そして、転職サイト経由で応募してきた求職者は、ハローワーク経由で来た求職者と比較して、質が良いという認識があります。
私も採用担当だった時にハローワークで求人をしたのですが、求人をする企業がとても多いため、労働条件を良くする、採用のハードルを下げる(書類選考無しなど)などをしないと求人を目立たせることができないという構造的な問題に直面しました。
ハローワークでは求人票と実際の労働条件が違うことが問題になりますが、こういったことをするのは何もブラック企業に限ったことではなく、普通の企業でも労働条件を変えていくうちに実態と乖離してしまうという状況があるのです。特に、総務や庶務が採用担当を兼ねているような採用に不慣れな会社にこのようなことが起こります。
更に、労働条件を良くしたり採用のハードルを下げれば、求職者の応募は増えますが質の低い求職者まで応募してくるという状況を招きます。実際私も、平気で面接に遅刻する人、まるで社会人経験がない人が応募をしてくる状況に閉口したことがあります。こうなると、「大した人が来ない」と企業側のハローワークに対する”安かろう悪かろう”のイメージが固まってきます。
実際に私の知り合いの社長も、このようなイメージを持っていました。
こういった企業はどうするかというと、多少お金がかかってもしっかりと予算を組んで転職サイトで求人をします。転職エージェントを使う予算はなくても、転職サイトならOKという考え方です。
皆さんはこういった背景も踏まえて転職活動をすると良いかと思います。
皆さんが転職に成功することを切に願っています。